斬新な表現方法で書かれている美人OL事件 白ゆき姫殺人事件:湊かなえ

湊かなえさんのレビュー2作目は、

「白ゆき殺人事件」

です。

 

この作品は、過去に映画化された作品であり、

読むのが楽しみでした。

 

作品のあらすじ

化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人々への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方。匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。

(書籍から引用)

 

この作品の面白いところは、

1つの事件でも自分と他人の捉え方は違うところです。

殺人事件が起こってその後行方不明になった同僚があやしいのではないか、

とフリーの記者が関係者に聞き込みをしていく話です。

たった一人の人物に対するその他の登場人物からの評価は千差万別。

一つの物事でも受け取る人間によって考え感じ方が違ったり、別の一面・情報を知って

いるから評価が変わったり、

好意・悪意を持っているから受け取り方に違いがでたり、

見栄を張って嘘をついたり、

後暗いことがあったり別の人物との関係があるから評価が変わってしまったり、

理由があって嘘を言っている人物がいたり。

 

こうなると、何を信じてよいか分からなくなり、

ウソが真実よりも勝り、新たな真実になる出来事が起きます。