【ウォルト・ディズニー】会社は倒産して、仲間に裏切られてもミッキーマウスをつくった男

今回お話する偉人は、

「ウォルト・ディズニー」

です。

 

彼は、あの有名なミッキーマウスとディズニーランドを作った人物です。

 

夢の国を作って大成功を収めた彼ですが、

その道は決して楽なものではなく何度も苦しい思いをします。

 

そんな苦労を味わった彼が残した名言が、

「夢を叶える秘訣を知っていれば、どんなハードルでも超えられる」

です。

そして、その秘訣は4つのCです。

好奇心(Curiosity)、勇気(Courage)、継続(Constancy)、自信(Confidence)

 

彼は、この4つのCを大切にしてきたから自分の夢を叶えることができたと語ります。

そんな彼の物語を紹介します。

 

父の農場経営が悪化、大好きな動物たちと悲しい別れ

彼はイリノイ州シカゴの貧しい地区で生まれます。

そこから、彼が4歳の時に父親が農家を始めるためミズーリ州に移ります。

ミズーリ州は、自然が豊かで治安が良く、広場に劇団が来る素敵な町でした。

少年のウォルトは、牛や豚、鶏などの動物が大好きでよく父親の農作業を手伝っていました。

そして仕事が終わったら、木陰で寝そべりながらリスやウサギ、小鳥をスケッチして平和に暮らしていました。

 

確かに、ディズニーの映画に自然や動物が多く出てきますね。

この時に過ごした時間が彼に大きく影響を与えていたのでしょう。

 

ディズニーのそんな平和な時はずっと続きませんでした。

農場経営が悪化して、経営をめぐって父親と長男・次男が対立して、兄弟2人は去っていきました。

さらに不幸は続いて、父親が肺炎で倒れてしまいます。

その後、やむなく農場を競売にかけたのです。

家や農場だけでなく、愛した動物とも別れないといけなくなりディズニーはひどく泣きながら別れを告げます。

 

アニメーターを目指すも倒産

ディズニーが20代の頃に、

「ウォルト・アイワークス・カンパニー」

を前の仕事で知り合ったアブ・アイワークスと2人で立ち上げます。

 

ディズニーは生活のために、短編アニメーション映画の制作を始めました。

出来た映画は劇場に売り込みに行き、好評をだったらフィルム・アド社の社長に持ちかけました。

でも、なかなかいい返事がもらえませんでした。

それでもディズニーは自分の仕事に手ごたえを感じていました。

彼は、例えすぐに商売にならなくても勇気をもって制作を続けることを決意します。

決意したことで自信も湧いてきました。

 

ディズニーは親しい友人や家族から資金を集めて、先ほど言ったアニメ会社を設立しました。

自信をもって売り込みに行くとニューヨークの映画配給会社が気に入ってくれて、

6本の映画の注文が入りました。

このときは幸先がよいスタートが切れて、会社全体で喜びものすごいスピードで完成させて納品します。

ですが、大変なことに配給会社が倒産して、お金が未払いになってしまいます。

これでは、みんなに給料が払えず、ディズニーの会社は倒産しました。

 

起死回生は1匹のネズミ

どうにか生きるために次は実写映画の制作に挑戦します。

しかし、現実は厳しく無名の彼の映画を雇ってくれるところはありませんでした。

落ち込んでいたディズニーに一緒に仕事を探してくれた兄に、

「もう一度アニメ制作をやるべきだ」

と言われます。

ディズニーは映画監督になりたい一心で、継続を怠っていました。

このとき、立ち上げたばかりの会社を倒産させてしまい、自分を見失っていたのです。

継続の大切さを思い出して、再びアニメ映画製作に挑戦します。

 

その後、映画は売れて順調に行くのですが、また問題が起きます。

映画を売る配給会社が値段を下げる要求をしてきたのです。

その要求を拒否し続けていたら、ディズニーの会社仲間のアニメーターをすべて引き抜かれてしまいました。

ずっと信頼していたアニメーターたちに裏切られて、ショックを受けました。

しかし、ディズニーは希望を捨てません。

今こそ、4つのCを発揮する時です。

 

ディズニーは新しいキャラクターを作るためにスケッチブックを開きます。

その時、できたのが世界的に有名なミッキーマウスです。

ミッキーマウスを親友のアイワークスとキャラクターを深めていきました

 

その後、ミッキーマウスは世界中の子供たちに愛しながらも「4つのC」を常に大切にすることで人生を逆転するこができました。

今もなお、世界中の子供だけでなく大人にも夢を見ることの素晴らしさと、夢を叶えるための継続の大切さを教えてくれています。

 

以上がディズニーの物語です。

僕の想像と全く真逆で苦労人間でした。

会社を作って失敗しても諦めない姿がカッコいいです。

また、継続する大切さを教えてくれました。