今回紹介する偉人は、
「ネルソン・マンデラ」
です。
マンデラは、南アフリカの政治家であり、弁護士でもあります。
アフリカのアパルトヘイトいう黒人を差別する法律に反対する政治運動により、
逮捕され刑務所に収容されました。
27年後に、釈放されアパルトヘイトをなくす方向へと南アフリカを導き、
76歳のとき大統領に就任しました。
そんな彼が残した名言が、
「物事は成し遂げるまで不可能のように見えるものだ」
です。
日本に住んでいると考えられないほど差別を受け、そこから逆転したマンデラの物語を紹介します。
アパルトヘイトは、黒人を差別する法律です。
白人専用のドアを使うことが犯罪、
白人専用の道を通ることが犯罪、
白人専用のバスに乗ることが犯罪、
午前11時以降に外出するのも犯罪。
法律を守らなかったら、即逮捕です。
これは、国が決めたことです。
黒人のマンデラも数々の差別に直面します。
幼少期のマンデラは、ずっと疑問でした。
「なぜ、あっちの道を渡れないのか?」
「なぜ、黒人だけパスポートを常に所持していないといけないのか?」
黒人というだけで、ひどい目にあい、自分や仲間が悲しい思いをしないといけないのか。
こんなことが許されていいのか?
「弱い立場の黒人を守るために、弁護士になろう!」
「デモで黒人の意見が伝われば、きっと政府も変わるはずだ」
しかし、相手は政府です。
マンデラがいくら抗議しても逮捕されて即終了です。
1960年に南アフリカ政府が、デモに参加した黒人を虐殺したシャープビル事件が起きました。
そのとき、マンデラはデモに参加していたので逮捕されました。